爽涼(読み)ソウリョウ

デジタル大辞泉 「爽涼」の意味・読み・例文・類語

そう‐りょう〔サウリヤウ〕【爽涼】

[名・形動]外気がさわやかで、涼しく感じること。また、そのさま。「爽涼な(の)気」 秋》羚羊かもしかを見し―の裏穂高/蓼汀」
[類語]涼しいすずやかさわやか清涼・涼しさ・涼感涼気冷涼秋冷新涼涼む涼味秋涼秋気

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精選版 日本国語大辞典 「爽涼」の意味・読み・例文・類語

そう‐りょうサウリャウ【爽涼】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 外気がさわやかですずしいこと。また、そのさま。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「水風洒然、爽凉骨を洗ふ」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)初)
    2. 「夏に爽涼な肌触りで島村らの贅沢な着物となってゐる」(出典:雪国(1935‐47)〈川端康成〉)

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