涼む(読み)スズム

デジタル大辞泉 「涼む」の意味・読み・例文・類語

すず・む【涼む】

[動マ五(四)]風に当たったり、涼しい場所に行ったりして、暑さを避ける。「河原で―・む」 夏》
[可能]すずめる
[類語]涼しさ・涼感涼気涼しい爽涼清涼冷涼秋冷新涼すずやかさわやか涼味秋涼秋気

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「涼む」の意味・読み・例文・類語

すず・む【涼】

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙
  2. 暑さを避けて、清涼な空気にあたる。涼しい風にあたって、暑さをしのぐ。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「高台(との)に居(ま)して避暑(ススミ)たまふ」(出典日本書紀(720)仁徳三八年七月(寛文版訓))
    2. 「涼めとて切ぬきにけり北のまど〈野水〉」(出典:俳諧・曠野(1689)六)
  3. 目立たぬ所で冷遇されて過ごす。
    1. [初出の実例]「王位からも引もだされずして時世にあわいですずんですぐるぞ」(出典:玉塵抄(1563)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android