デジタル大辞泉 「爽やか」の意味・読み・例文・類語 さわ‐やか〔さは‐〕【爽やか】 [形動][文][ナリ]《歴史的仮名遣いは「さわやか」とも》1 気分が晴れ晴れとして快いさま。さっぱりとして気持ちがよいさま。「朝の爽やかな空気」「爽やかな人柄」《季 秋》「―に日のさしそむる山路かな/蛇笏」2 はっきりとしていて聞きやすいさま。「爽やかな声」「弁舌爽やかに話す」3 思い切りのよいさま。「さして厭はしき事なき人の、―に背き離るるも」〈源・鈴虫〉4 きれいで鮮やかなさま。「馬、物具まことに―に勢あって出で立たれたり」〈太平記・一四〉[派生]さわやかさ[名][類語]すがすがしい・清新・清爽・涼しい・晴れやか・涼すずやか・清涼・爽涼そうりょう・涼しさ・涼感・涼気・涼・冷涼・秋冷・新涼・涼む・気持ちよい・快い・快・快感・快楽・心地よい・痛快・小気味よい・爽快・壮快・快適・楽・カンファタブル・晴れ晴れ・さっぱり・楽しい・うはうは・ほくほく・笑いが止まらない・嬉しい・喜ばしい・欣快きんかい・愉快・嬉嬉きき・欣欣きんきん・欣然きんぜん・満悦・御機嫌・朗らか・明朗・陽気・明るい・気さく・快活・楽天的・上機嫌・晴れ晴れしい・ぴちぴち・生き生き・活発・からり・根明ねあか・心が躍る・心が弾む・心を躍らせる・涼味・秋涼・秋気 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「爽やか」の意味・読み・例文・類語 さわ‐やかさは‥【爽やか】 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 歴史的かなづかいは「さわやか」とも。「やか」は接尾語 )① さっぱりとして気分のよいさま。気持よくすがすがしいさま。爽快。俳句では秋の季語とする。《 季語・秋 》[初出の実例]「我が心ちのさはやかにもならねば」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)② はっきりしているさま。明快なさま。分明。[初出の実例]「かうざまのことは、親などにも、さはやかに我が思ふさまとて、語り出で難きことなれど」(出典:源氏物語(1001‐14頃)胡蝶)③ 思い切りのよいさま。すっぱりとしているさま。こだわりのないさま。[初出の実例]「定めなき世と言ひながらもさして厭はしき事なき人の、さはやかに背き離るるも有り難う」(出典:源氏物語(1001‐14頃)鈴虫)④ あざやかなさま。鮮明。[初出の実例]「天下の麗人(かほよき)は吾が婦に若くは莫し。茂矣(こまやか)に綽矣(サハヤカ)にして」(出典:日本書紀(720)雄略七年是歳(寛文版訓))⑤ きれいなさま。美しいさま。[初出の実例]「おのれがあねにて侍なる女は、よにさはやかにて、みめもよきよし聞に」(出典:古今著聞集(1254)一六)爽やかの派生語さわやか‐さ〘 名詞 〙 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by