デジタル大辞泉
「爽やか」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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さわ‐やかさは‥【爽やか】
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 歴史的かなづかいは「さわやか」とも。「やか」は接尾語 )
- ① さっぱりとして気分のよいさま。気持よくすがすがしいさま。爽快。俳句では秋の季語とする。《 季語・秋 》
- [初出の実例]「我が心ちのさはやかにもならねば」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)
- ② はっきりしているさま。明快なさま。分明。
- [初出の実例]「かうざまのことは、親などにも、さはやかに我が思ふさまとて、語り出で難きことなれど」(出典:源氏物語(1001‐14頃)胡蝶)
- ③ 思い切りのよいさま。すっぱりとしているさま。こだわりのないさま。
- [初出の実例]「定めなき世と言ひながらもさして厭はしき事なき人の、さはやかに背き離るるも有り難う」(出典:源氏物語(1001‐14頃)鈴虫)
- ④ あざやかなさま。鮮明。
- [初出の実例]「天下の麗人(かほよき)は吾が婦に若くは莫し。茂矣(こまやか)に綽矣(サハヤカ)にして」(出典:日本書紀(720)雄略七年是歳(寛文版訓))
- ⑤ きれいなさま。美しいさま。
- [初出の実例]「おのれがあねにて侍なる女は、よにさはやかにて、みめもよきよし聞に」(出典:古今著聞集(1254)一六)
爽やかの派生語
さわやか‐さ- 〘 名詞 〙
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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