デジタル大辞泉 「片荷」の意味・読み・例文・類語 かた‐に【片荷】 1 てんびん棒で前後に荷物を担ぐときの、片方の荷。2 トラックの荷台やコンテナなどの積み荷の重量が、前後または左右に偏っている状態。3 物流において、往路または復路のどちらか一方にしか荷物を積まないこと。4 責任の一端。心配事の一部。「先ず―だけ卸したなと思った」〈漱石・虞美人草〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「片荷」の意味・読み・例文・類語 かた‐に【片荷】 〘 名詞 〙① 天秤棒(てんびんぼう)で一荷(か)にになった時の片方の荷。半分の荷。また、わずかな荷物。[初出の実例]「木村油商は中荷ない也。符坂は片荷也」(出典:大乗院寺社雑事記‐文明元年(1469)一二月二六日)「是程の物が御ざった成らば釣合が能う御ざらふが、是では片荷づつで、いかないかな持るる事では御ざらぬ」(出典:虎寛本狂言・米市(室町末‐近世初))② 責任の一半。心配事の半分。③ 背嚢(はいのう)やリュックサックなどで、片方に荷物が集まってしまうこと。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例