牛ヶ島村(読み)うしがしまむら

日本歴史地名大系 「牛ヶ島村」の解説

牛ヶ島村
うしがしまむら

[現在地名]三条市牛ヶ島

嵐北の平野部、三柳みつやなぎ村の南に位置する。天正五年(一五七七)の三条衆給分帳(市川浩一郎氏蔵)には、中原主水助分や馬場四郎左衛門尉分などに「牛か島村」が記される。文禄四年(一五九五)六月一一日の直江兼続黒印状(上松文書)には、蒲原かんばら保内ほない六ヵ村の一として「牛ケ島村」がみえる。近世ははじめ三条藩領で、元和六年(一六二〇)三条御引渡郷村帳(幸田重寛氏文書)に村名がみえ、高一一六石三斗余。


牛ヶ島村
うしがしまむら

[現在地名]川口町牛ヶ島

信濃川がS字形に大湾曲した右岸の島地にある。上流川口村下流相川あいかわ天納てんのう、西の対岸は西川口村西倉さいぐらおよび塩殿しおどの(現小千谷市)。天和三年郷帳では高一三〇石八斗余。宝暦七年(一七五七)新田検地帳(町史編さん室蔵)では、この年二一石八斗余が高入れされている。嘉永五年(一八五二)には牛ヶ島新田が分村。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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