日本歴史地名大系 「牟礼庄」の解説
牟礼庄
むれのしよう
牟礼を遺称地とし、一帯に比定される。保元三年(一一五八)一二月三日の官宣旨(石清水文書)で山城大神(玉依姫)の国忌である正月二三日の節会に用いる御供米六石三斗四升を負担すると定められている。同文書にはそれぞれの庄園で用いられている斗枡と宮寺の枡との換算率が記されており、当庄の枡一斗は宮寺のそれの二斗五升にあたることがわかる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報