イギリスの詩人E・スペンサーの牧歌集。1579年刊。「1月」から「12月」までの月の名をもつ12編の詩からなる。恋愛、教訓的寓意(ぐうい)、教会批判、女王賛美、歌合戦、死者への追悼などにわたり、さまざまの詩型と古語や新語の使用により、詩作の実験を試みている。また、E・Kなる人物による衒学(げんがく)的な注が付されている。この詩集はサー・フィリップ・シドニーに捧(ささ)げられ、好評を博した。古典古代からの牧歌の伝統をイギリスに移植した、事実上、最初の作品であるのみならず、エリザベス朝の叙情詩の代表作の一つでもある。
[藤井治彦]
『熊本大学スペンサー研究会訳『羊飼の暦』(1974・文理書院)』
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新