イギリスの詩人E・スペンサーの牧歌集。1579年刊。「1月」から「12月」までの月の名をもつ12編の詩からなる。恋愛、教訓的寓意(ぐうい)、教会批判、女王賛美、歌合戦、死者への追悼などにわたり、さまざまの詩型と古語や新語の使用により、詩作の実験を試みている。また、E・Kなる人物による衒学(げんがく)的な注が付されている。この詩集はサー・フィリップ・シドニーに捧(ささ)げられ、好評を博した。古典古代からの牧歌の伝統をイギリスに移植した、事実上、最初の作品であるのみならず、エリザベス朝の叙情詩の代表作の一つでもある。
[藤井治彦]
『熊本大学スペンサー研究会訳『羊飼の暦』(1974・文理書院)』
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
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