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古典古代 こてんこだい Classical Antiquity

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

古典古代
こてんこだい
Classical Antiquity

古代ギリシアローマの総称。ホメロスミケーネ時代からローマ帝国の衰退までの時期をさし,地域的には地中海沿岸のギリシア,ローマ的都市領域,さらにヘレニズム世界,西ヨーロッパを含む。その時代の特質としては,奴隷の人格を認めない典型的な私的奴隷所有の発展,古代民主制,またギリシア哲学,ラテン詩文などの精神文化にみられる自由な思考,現世主義があげられる。

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デジタル大辞泉の解説

こてん‐こだい【古典古代】

古代ギリシャ・ローマ時代の総称。ヨーロッパ文化の基礎となった古典文化を生んだ時代として、他の古代社会と区別するために用いる。

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百科事典マイペディアの解説

古典古代【こてんこだい】

ギリシア・ローマ古代を総称する呼名で,世界史上の古代社会のうち,その文化が西洋にとって古典とみなされた時代という意味をもつ。近代ヨーロッパがつくり出した概念であり,古代ゲルマン,古代オリエント,また中世ヨーロッパの文化とも区別される。

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世界大百科事典 第2版の解説

こてんこだい【古典古代 Classical Antiquity】

一般に古代ギリシア・ローマ時代とその文化を指して使われる語。この概念は古典復興の形をとったルネサンスの革新運動の中で生まれ,新しい時代をつくり出すために,古代ギリシア・ローマの人間中心の見方・考え方を模範とし,これを〈規範とすべき第一級の傑作〉という意味で〈古典〉とよんだことからはじまった。〈古典〉を生み出した古代という意味をもつ古典古代は,それゆえ,近代ヨーロッパがつくり出した概念で,古代に生まれたキリスト教的文化とも,ギリシア以前のオリエント文明とも,またヨーロッパ中世文化とも区別された意味内容をもつ。

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大辞林 第三版の解説

こてんこだい【古典古代】

古代ギリシャ・ローマ時代の総称。近代ヨーロッパ文化の規範となり、イスラム文化にも影響を及ぼした古典文明を生んだ時代として、世界史上他の古代社会と区別して用いる。

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

古典古代
こてんこだい
classical antiquity英語
das klassische Altertumドイツ語
l'antiquit classiqueフランス語

古代ギリシア・ローマのことを、近代ヨーロッパが自分自身の心のふるさとと考えて名づけた概念で、ルネサンス以降のヨーロッパ近代化の過程で形成された。ルネサンス期の人々が神学的・非合理的思考を克服し、人間的・合理的なものを求めたとき、人間中心の一級の文化を生んだ古代ギリシア・ローマが模範とされ、それを「古典古代」とする考えが芽生え、それをキリスト教的古代とも区別した。18世紀以降、ヨーロッパの世界進出の過程で、その古代オリエント認識が進むなかで、それとの対比で「古典古代」の特異性がより意識され、市民共同体の都市国家としての自主独立の存在、古代民主政の展開、私的奴隷所有の発展、精神面での合理的な自由な思考の開花などがその特色とされた。ヨーロッパ中心の「古典古代」を他民族がそのまま受け取る必要はないが、他民族の古典とともに、人類共通の財産の一部であることは否めない[土井正興]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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