特殊核分裂性物質(読み)とくしゅかくぶんれつせいぶっしつ(その他表記)special fissionable material

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「特殊核分裂性物質」の意味・わかりやすい解説

特殊核分裂性物質
とくしゅかくぶんれつせいぶっしつ
special fissionable material

国際原子力機関 IAEA用語で,「プルトニウム 239,ウラン 235または 233の濃縮ウラン,これらのものを含んだ物質,および IAEA理事会が随時指定する物質,ただし原料物質は含まない」と定義されている。一般に核分裂性核種を含む鉱石イエローケーキなどの中間製品をさす。精製錬などによって濃度を高めた製品は核燃料物質

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世界大百科事典(旧版)内の特殊核分裂性物質の言及

【核物質】より

…たとえばウラン鉱石)とが用いられている。国際原子力機関憲章および二国間原子力協定では,上の〈核燃料物質〉に相当するものが〈核物質〉とされ,〈原料物質〉(上の(1)および(2)に相当)と,〈特殊核分裂性物質〉(上の(3)および(4)に相当。原料物質を用いるよりも容易に核兵器等を製造できる)とに分類されている。…

※「特殊核分裂性物質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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