狂客(読み)キョウカク

デジタル大辞泉 「狂客」の意味・読み・例文・類語

きょう‐かく〔キヤウ‐〕【狂客】

風狂の人。風雅に徹している人。
俳諧に遊ぶ―とはなれりけり」〈鶉衣・咄々房挽歌並序〉

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精選版 日本国語大辞典 「狂客」の意味・読み・例文・類語

きょう‐かくキャウ‥【狂客】

  1. 〘 名詞 〙
  2. なみはずれた奇抜な行ないをする人。また、狂人。〔広益熟字典(1874)〕〔李白‐梁甫吟〕
  3. 風雅を愛する人。風雅に徹した人。風狂の人。狂仁。
    1. [初出の実例]「作右画者、不姓名、只号九州狂客」(出典:蕉堅藁(1403)題画梅)
    2. 「或は和歌を学び、茶に楽み、殊には俳諧に遊ぶ狂客とはなれりけり」(出典:俳諧・鶉衣(1727‐79)続)
    3. [その他の文献]〔杜甫‐寄李十二白詩〕
  4. 楊花(柳の花)や桃の異名。〔西渓叢語‐巻上〕

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普及版 字通 「狂客」の読み・字形・画数・意味

【狂客】きよう(きやう)かく

奇行の人。〔唐書、隠逸、賀知章伝〕知尤も放なり。里に遨嬉し、自ら四狂客、び祕書外監と號す。

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