狗子仏性(読み)クシブッショウ

精選版 日本国語大辞典 「狗子仏性」の意味・読み・例文・類語

くし‐ぶっしょう‥ブッシャウ【狗子仏性】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。犬に仏性があるかないかという問いによって、有とか無とかという固定した見解をうち破るための禅宗の公案の一つ。古来、入門者のきわめて通過しがたい難問とされている。趙州(じょうしゅう)狗子。趙州無字。
    1. [初出の実例]「禅宗に立る狗子仏性(クシブッシャウ)の無といふも、世間妄昧のものの、今はあり今はなしといふとはちがふなり」(出典浮世草子・好色破邪顕正(1687)中)
    2. [その他の文献]〔無門関〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む