狩る(読み)カル

デジタル大辞泉 「狩る」の意味・読み・例文・類語

か・る【狩る】

[動ラ五(四)]
鳥獣を追いかけて捕らえる。狩りをする。「鹿を―・る」
罪人などを捕らえるために捜し求める。「山を―・る」
花や草木を、観賞するために尋ね探す。
「桜を―・り、紅葉を求め」〈方丈記

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精選版 日本国語大辞典 「狩る」の意味・読み・例文・類語

か・る【狩・猟】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 鳥、獣、魚などを捕えるために、追い求める。追いたてて捕える。
    1. [初出の実例]「時に、兄、弟のみことの弓矢を取りて山に入りて獣(しし)(カル)」(出典日本書紀(720)神代下(兼方本訓))
  3. 罪人、敵などを捕えるために捜しまわる。捜索する。
    1. [初出の実例]「山を狩(カッ)て身を尋ぬ」(出典:将門記(940頃か))
  4. 観賞し楽しむために野山に草木を尋ね求める。
    1. [初出の実例]「さくらがりとは、桜を尋ね求むる也、何をも求むるをばかると云ふ也」(出典:奥義抄(1135‐44頃)中)

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