独占条令(読み)どくせんじょうれい(英語表記)Statute of Monopolies

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「独占条令」の意味・わかりやすい解説

独占条令
どくせんじょうれい
Statute of Monopolies

1624年イングランド王ジェームズ1世の議会が制定した,産業商業の独占特権の廃止条令。この条令はエリザベス1世治世末期以降,特定貴族廷臣特許会社に取引や生産の独占権が認められたことに対する反対運動の成果であったが,ロンドンなどの自治都市旧来の特権団体は対象外とされたため,主要な独占団体はこののちも存続した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android