デジタル大辞泉 「独活芽」の意味・読み・例文・類語 うど‐め【独=活芽】 1 ウドの若芽。紫色をし、あえ物などに使う。めうど。《季 春》2 タラノキの若芽。ゆでて、酢味噌あえや浸し物・汁の実にする。香気がウドに似る。たらのめ。《季 春》 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「独活芽」の意味・読み・例文・類語 うど‐め【独活芽・烏頭布】 〘 名詞 〙① ウドの若芽。早春、ウドの根から出る。紫色で香気高く、あえ物、汁の実として賞味される。《 季語・春 》[初出の実例]「日の影に猫の抓(かき)出す独活芽哉〈一桐〉」(出典:俳諧・続猿蓑(1698)春)② タラノキの若芽。香気がウドに似る。みそあえ、浸し物、汁の実などにして賞味される。《 季語・春 》③ =うどめづけ(烏頭布漬)[初出の実例]「鞍馬木芽漬。醍醐烏頭布」(出典:庭訓往来(1394‐1428頃))独活芽の語誌「名語記」では、その色が黒いので「烏頭布」字をあてたという。また、一説として「和訓栞」に「庭訓に烏頭布と書たるをもて、黒き和布也ともいへり」というように、古く、海藻を使った食品とも考えられたようである。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例