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猨田彦大神 さるたひこのおおかみ

世界大百科事典 第2版の解説

さるたひこのおおかみ【猨田彦大神】

記紀神話に登場する神の名。瓊瓊杵(ににぎ)命が葦原中国(あしはらのなかつくに)の統治者として天降(あまくだ)ろうとしたとき(天孫降臨神話),天の八衢(やちまた)で一行を待ち伏せる異形の神がいた。一説には異様に長い鼻,丈高き背,赤く輝く目をもつ(《日本書紀》)という。シャーマン的能力をもつ天鈿女(あめのうずめ)命が問いただすと,名はサルタヒコで天孫を案内するため参上したことがあきらかになった。天孫降臨の後アメノウズメに送られてサルタヒコは伊勢に帰る。

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世界大百科事典内の猨田彦大神の言及

【天鈿女命】より

…神話におけるアメノウズメの役目は,弱った日の神の力を回復させることにあったのである。この神は,天孫降臨の際に一行を待ち伏せた異形の神を屈服させ,猨田彦大神(さるたひこのおおかみ)という名やその参上の由来を明らかにした。この功によりウズメの裔は猿女君(さるめのきみ)と称することになったという。…

※「猨田彦大神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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