猿山岬(読み)さるやまみさき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「猿山岬」の意味・わかりやすい解説

猿山岬
さるやまみさき

石川県能登半島北西岸の深見吉浦の間にある岬。輪島市に属する。猿山 (333m) が急崖をなして日本海に臨む外浦景勝地一つ。秘境とされてきたが,遊歩道が通じ,猿山灯台がある。能登半島国定公園に属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「猿山岬」の意味・わかりやすい解説

猿山岬
さるやまみさき

石川県能登(のと)半島の北西端にある岬。輪島市(わじまし)門前町(もんぜんまち)地区に属す。日本海に約200メートルの急崖(きゅうがい)で臨み、地名は猿の多く住む山に由来するといわれる。落葉樹が豊かな奥能登唯一の植生叢(しょくせいそう)自然林で、未踏の自然が残され、能登半島国定公園の特別保護地区となっている。1920年(大正9)猿山灯台が設けられたが、交通は輪島港から舟によった。現在は林道自然歩道が通じる。

[矢ヶ崎孝雄]

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