猿島町(読み)さしままち

日本歴史地名大系 「猿島町」の解説

猿島町
さしままち

面積:三一・八五平方キロ

郡南東部に位置。東西約一〇キロ・南北約九キロ。東は結城郡、西は三和さんわ町・境町、南は岩井市、北は結城郡。東北部が飯沼新田いいぬましんでん一部となっているほかはおおむね猿島台地で標高二〇メートル前後。この台地に飯沼新田菅生すがお沼・鵠戸くぐいど(現在は水田)などの枝ヤトが入込み、飯沼新田と並ぶ穀倉地帯を形成。台地は一部の市街地を除き畑地で、以前は米・麦と葉煙草・茶の生産地であったが、東京から五〇キロという地理的条件から、近年は蔬菜栽培が進展している。今日なお平地林が多く、豊かな自然環境を残す。

明治二二年(一八八九)四月一日の町村制施行により猿島郡逆井さかさい村とやま村が合併して逆井山さかさいやま村、生子おいご村・生子新田菅谷すげのや村が合併して生子菅おいごすが村、沓掛くつかけ村・内野山うちのやま村が合併して沓掛村が成立。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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