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玄妙観 げんみょうかん Xuán miào guān

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世界大百科事典 第2版の解説

げんみょうかん【玄妙観 Xuán miào guān】

中国の道教寺院の名称。観は道教寺院のこと。江蘇省蘇州城内にある玄妙観は,晋の276年(咸寧2)に創建された真慶道院で,その後数次の改称をへて元の1295年(元貞1)に玄妙観となり,清代に聖祖の諱(いみな)を避けて円妙観と改称。金の侵入により焼失したが,南宋の1179年(淳熙6)に再建された三清殿が現存する。二重入母屋造の壮大な木造建築で,江南地方の宋代建築の代表的遺構。殿内の三清像も道教塑像の代表的作品。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

玄妙観
げんみょうかん

中国、江蘇(こうそ/チヤンスー)省呉(ご)県(蘇州)にある道観(道教の寺院)。晋(しん)の咸寧(かんねい)年間(275~279)創建の真慶(しんけい)道院に始まる。開元宮、天慶観と改称、宋(そう)の1176年(淳煕3)に三清殿を建立し、元代に玄妙観と名づけられた。明(みん)の正統年間(1436~49)に弥羅(みら)閣が建立され、道蔵を賜る。清(しん)代に廟宇(びょうう)を整え、道教本山の威容を備えた。東岳、文昌(ぶんしょう)、関帝、火神、天后、真武、斗母など、諸神の殿宇がある。正月には三清殿へ遊客が群集し、弥羅閣で玉皇聖誕祭(ぎょくこうせいたんさい)が行われた。殿内に呉道子の描いた老君像があったといわれる。[原田正己]

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