…この妖狐は,陰陽師安倍泰成に正体を見破られ,那須野に逃げるが射殺され,その霊は石と化して近寄る人や鳥獣を殺す殺生石(せつしようせき)になったという。のちに玄翁(げんのう)和尚の法力で,妖狐の精魂は散滅させられた。石を砕くときに用いる大金づちを玄翁というのは,殺生石を砕いたという,この玄翁和尚の故事によるという。…
…木製頭では,破壊用の武器にも土木や建築工事にも用いる大型の掛矢,その小型の才槌などがある。鉄製では鍛冶の向槌としての大槌もあるが,その小型のもので木工の鑿(のみ)打ち,釘打ちに用いられる玄翁(能)(げんのう)がある。玄翁は,鎌倉時代の僧で那須の殺生石を鉄槌で割った人に由来するといわれている。…
※「玄翁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...