玉に瑕(読み)タマニキズ

デジタル大辞泉 「玉に瑕」の意味・読み・例文・類語

たまきず

それさえなければ完全であるのに、ほんの少し欠点があること。「体が弱いのが玉に瑕だ」
[類語]白璧はくへき微瑕びか

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精選版 日本国語大辞典 「玉に瑕」の意味・読み・例文・類語

たま【玉】 に 瑕(きず)

  1. ほとんど完全である中に、たまたま一つだけあるわずかな欠点。立派なもの、善美なものにある一つの惜しい欠点。玉のきず
    1. [初出の実例]「あたら御身をいみじう沈みもてなさせ給こそくちをしう、玉にきずあらん心地し侍れ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)手習)

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ことわざを知る辞典 「玉に瑕」の解説

玉に瑕

すばらしい人物や事物に、ほんのわずかな欠点があることのたとえ。

[使用例] 防衛大のすぐ側の官舎家族が居て、便利すぎて街へ遊びに出るチャンスがないのが玉にキズというが、軍隊のメシを喰うとはなれられなくなる種類の人らしい[佐木隆三娼婦たち天皇陛下|1978]

[解説] 古くからある表現で、中国由来の可能性が大きいが、明確ではありません。

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とっさの日本語便利帳 「玉に瑕」の解説

玉に瑕

ほぼ完全なものの中にある、わずかな欠点。立派で完全なものにあるわずかなキズ。「玉」は、立派なもの、善美なものの意。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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