世界の観光地名がわかる事典 「玉淵潭公園」の解説 ぎょくえんだんこうえん【玉淵潭公園】 中国の首都北京にある、敷地面積2055万m2の華北最大規模の公園。この公園は、金・元朝の時代からの宮廷庭園で、清の乾隆帝(第6代皇帝)が香山から水を引き、池のほとりに釣魚台を建て、釣りを楽しんだといわれるところである。◇玉淵潭は「皇帝のそばにある水辺」を意味する。この故事にちなんで、公園の北側に中国政府の釣魚台迎賓館(ちょうぎょだいげいひんかん)が建設された。公園内には遊園地やプールのほか、日中国交正常化の翌年の1973年に日本から贈られた180株の桜を含む、20種類、3000本の桜園があり、北京随一の桜の名所になっている。また、園内には頣和園(いわえん)行きの遊覧船の発着所がある。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報