玉骨(読み)ギョッコツ

デジタル大辞泉 「玉骨」の意味・読み・例文・類語

ぎょっ‐こつ〔ギヨク‐〕【玉骨】

貴人または美人の骨。「氷肌ひょうき玉骨
梅の幹枝をたとえていう語。

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精選版 日本国語大辞典 「玉骨」の意味・読み・例文・類語

ぎょっ‐こつ ギョク‥【玉骨】

〘名〙 (「玉」は美称)
① 貴人または美人の骨。
太平記(14C後)二一「玉骨は縦(たとひ)南山の苔に埋(うづも)るとも、魂魄(こんぱく)は常に北闕の天を望まんと思ふ」 〔郝経‐巴陵女子行〕
② (玉のように美しい骨の意から) 梅の幹枝にたとえていう語。
※鬯園詩草(1799頃)五・詠梅花「玉骨氷肌是一家、橋辺渡口映朝霞

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普及版 字通 「玉骨」の読み・字形・画数・意味

【玉骨】ぎよくこつ

高潔。

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