王子が岳(読み)オウジガタケ

デジタル大辞泉 「王子が岳」の意味・読み・例文・類語

おうじ‐が‐たけ〔ワウジ‐〕【王子が岳】

岡山県南部、児島半島南東部の倉敷市玉野市の境にある山。標高235メートル。花崗かこう巨岩奇岩が重なり、山頂からは瀬戸大橋瀬戸内海島々対岸の屋島・四国連山を眺望できる。瀬戸内海国立公園に属する。名の由来は昔、百済くだら王女が麓の唐桑に流れ着いて住み、やがて王子を産んだという伝説から。

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事典・日本の観光資源 「王子が岳」の解説

王子が岳

(岡山県玉野市)
おかやまの自然百選指定の観光名所。

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世界大百科事典(旧版)内の王子が岳の言及

【玉野[市]】より

…渋川は県下一の海水浴場で,玉野海洋博物館もある。倉敷市との境の王子ヶ岳(231m)は瀬戸内海の絶好の展望台である。しかし高度経済成長が終わり造船が不況になるとともに,瀬戸大橋の開通(1988年4月)によって四国への連絡船基地としての機能が衰え,造船に依存していた玉野市の経済は深刻な状態に陥り,市は宇野港以西で第三セクターによる観光客誘致事業を数々手がけたが,多くは不成功であった。…

※「王子が岳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」