最新 地学事典 「球面収差補正装置」の解説
きゅうめんしゅうさほせいそうち
球面収差補正装置
spherical aberration correction
球面光学レンズと同様に,電子顕微鏡に用いられる磁界レンズにも光軸から離れて入射した電子ほど短い焦点距離をもつという球面収差(spherical aberration)が存在し,その補正を行なう機構。具体的には2つの多極子レンズなどを組み合わせ一種の凹レンズの機能をもたせ,透過電子顕微鏡などの対物レンズや集束レンズの球面収差を補正する。これにより電子顕微鏡の分解能を飛躍的に向上できる。
執筆者:小暮 敏博
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

