理会(読み)リカイ

デジタル大辞泉 「理会」の意味・読み・例文・類語

り‐かい〔‐クワイ〕【理会】

[名](スル)物事道理を会得すること。悟ること。
「我々が自然の意義目的を―するのは」〈西田・善の研究

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「理会」の意味・読み・例文・類語

り‐かい‥クヮイ【理会】

  1. 〘 名詞 〙 物事の道理を会得すること。さとりのみこむこと。気づくこと。合点納得
    1. [初出の実例]「子共のわざと思はるべし、強ひて理会すべからず」(出典:俳諧・去来抄(1702‐04)同門評)
    2. 「可成に蘭説を翻訳しても、人のはやく理会し、暁会するの益ある様になすべき力はなし」(出典:蘭東事始(1815)下)
    3. [その他の文献]〔世説‐識鑒〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「理会」の読み・字形・画数・意味

【理会】りかい(くわい)

理解する。また、理にかなう。〔世説新語識鑒〕時人以謂(おも)へらく、山濤は孫・兵法)を學ばざれども、闇(ひそ)かに之れを理會すと。王夷甫(衍)も亦たじて云ふ、は闇(あん)にと合すと。

字通「理」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android