山濤(読み)サントウ

デジタル大辞泉 「山濤」の意味・読み・例文・類語

さん‐とう〔‐タウ〕【山濤】

[205~283]中国代の政治家。懐(河南省)の人。あざなは巨源。晋の武帝に仕えて重用された。竹林の七賢一人

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精選版 日本国語大辞典 「山濤」の意味・読み・例文・類語

さん‐とう‥タウ【山濤】

  1. 中国、晉の学者、政治家。字(あざな)は巨源、諡は康。河南懐の人。老荘を好み、阮籍竹林に遊び、七賢の一人に数えられる。景帝外戚のために重用されたが、僚輩に憎まれ、地方官に移り善政をしいた。(二〇五‐二八三

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世界大百科事典(旧版)内の山濤の言及

【七賢人】より

…ローマ帝国時代には,個々の賢人や七賢人全員の肖像をモザイクや壁画に描くことが流行した。【藤縄 謙三】(2)中国,三国の末期,放達の行為で知られた7人の自由人,すなわち阮籍(げんせき),嵆康(けいこう),山濤(さんとう),王戎(おうじゆう),向秀(しようしゆう),阮咸(げんかん),劉伶(りゆうれい)。一般に〈竹林の七賢〉とよばれるのは,嵆康の郷里の山陽(江蘇省淮安県)の竹林にあつまって酒をくみかわし,談論にふけったからである。…

※「山濤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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