環境NGO(読み)カンキョウエヌジーオー

デジタル大辞泉 「環境NGO」の意味・読み・例文・類語

かんきょう‐エヌジーオー〔クワンキヤウ‐〕【環境NGO】

環境保全活動を行っている民間非営利団体総称。市町村単位で活動する団体からWWF世界自然保護基金)のように地球規模で活動する国際組織まで、さまざまなものがある。→エヌ‐ジー‐オー(NGO)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「環境NGO」の意味・わかりやすい解説

環境NGO【かんきょうエヌジーオー】

環境保護の分野で活動する民間非営利の組織・団体。地球規模の環境問題に取り組み,国際的に活動する大規模な国際環境NGOから,国内の環境問題をめぐって活動する小規模な団体まである。環境NGOの機能をみると,研究・政策提言型,市民行動型,助成型などがある。国際的な環境NGOは,国対国のレベルでは利害関係が絡んで解決の難しい地球規模の環境破壊について,国際的な会議で政府機関に対して政策提言を行ったりするなど重要な役割を果たし,国連機関や欧米の政府などは国際環境NGOとの連携・協力に力を入れている。1992年6月の国連環境開発会議地球サミット)でも,国際環境NGOは政府機関やマス・メディアに向けて活発に活動,〈NGO条約〉を採択した。環境庁はNGOの活動支援のため,1993年5月環境事業団に地球環境基金を設け,各種の助成を実施している。1998年度には,195団体に対し7億2800万円を助成している。よく知られている環境NGOとしては国際自然保護連合IUCN),世界自然保護基金(WWF),ワールドウォッチ研究所(WWI),世界資源研究所WRI),グリーンピース,地球の友(FOE),シエラクラブなどがある。
→関連項目永続可能なオランダ・アクションプラン

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android