甘南備保(読み)かんなびほ

日本歴史地名大系 「甘南備保」の解説

甘南備保
かんなびほ

平安―鎌倉時代、甘南備に設定された造酒司便補保。「平戸記」仁治元年(一二四〇)閏一〇月一七日条所載の嘉禄二年(一二二六)一一月三日付造酒司宛官宣旨にみえる。朝廷の年中行事や仏神事用の酒・酢を造ることを任とする造酒司は、この時代には原料の米を大和・河内和泉摂津など一二ヵ国に割当てて貢進させていたが、河内など上記四国は特定の郷に便宜上割当てていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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