生命の起源の粘土鉱物説(読み)せいめいのきげんのねんどこうぶつせつ

最新 地学事典 「生命の起源の粘土鉱物説」の解説

せいめいのきげんのねんどこうぶつせつ
生命の起源の粘土鉱物説

Clay hypothesis

生命は無機物結晶から生じたとする,生命起源の一説。A.G.Cairns- Smith(1966)が提唱。天然に生じる無機物の結晶,特に粘土鉱物には構造中にずれや欠陥が存在する。これらが有機物の濃集や反応の場となり,さらに,その特性が粘土鉱物の成長や分裂に利することがあれば,この粘土-有機物複合体は自然淘汰を経て進化する可能性が考えられる。この進化の過程で,有機物の役割が増大し,複製機能を乗っ取った段階(genetic takeover)が,現行生命への重要な転換点となったとされる。参考文献A.G.Cairns- Smith (1966) J.Theoret. Biol., Vol. 10:53

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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