生白堂行風(読み)せいはくどうぎょうふう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「生白堂行風」の意味・わかりやすい解説

生白堂行風
せいはくどうぎょうふう

江戸時代前期の狂歌作者。号,生白庵。字,懐忠。真宗僧侶とも医師ともいい,松江重頼に俳諧を学んだという。『古今夷曲集 (ここんいきょくしゅう) 』や『後撰夷曲集』 (1672) を編み後者には狂歌論「夷歌式」をつける。両夷曲集の奥に「高津汚道子」と自署しているため,寛文 (61~73) 頃,大坂の高津に住み,俳諧,狂歌をたしなんだのであろうと推測される。初期狂歌史上重要な人物の一人。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「生白堂行風」の解説

生白堂行風 せいはくどう-こうふう

?-? 江戸時代前期の狂歌師
大坂高津の町人和歌,俳諧(はいかい)をとおして公家(くげ)や俳人交流。狂歌を本領とし,寛文5年(1665)の「古今夷曲(いきょく)集」10巻をはじめ「後撰夷曲集」「銀葉夷歌集」などを編集,刊行した。姓は朝倉。字(あざな)は懐中

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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