田中不二(読み)タナカ フジ

20世紀日本人名事典 「田中不二」の解説

田中 不二
タナカ フジ

明治・大正期の機械工学者 東京帝国大学教授



生年
明治10(1877)年8月20日

没年
大正11(1922)年11月19日

出生地
東京・赤坂

旧姓(旧名)
藤山

学歴〔年〕
東京帝大工科大学機械工学科〔明治34年〕卒

学位〔年〕
工学博士〔大正2年〕

経歴
佐賀県士族・藤山常一の弟に生まれ、明治27年田中林太郎の養子となる。34年母校・東京帝大の講師となり、35年助教授に進む。41年文部省から機械工学研究のため英国、米国、ドイツに留学を命じられ、44年帰国し教授に就任、機械工学・応用力学分担。大正3年海軍大学校教授も務め、のち早稲田大学理工科でも教鞭を執った。著書に「応用力学」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田中不二」の解説

田中不二 たなか-ふじ

1877-1922 明治-大正時代の機械工学者。
明治10年8月20日生まれ。藤山常一(つねいち)の弟。明治44年母校東京帝大の教授。のち海軍大学校教授もつとめた。大正11年11月19日死去。46歳。東京出身。著作に「応用力学」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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