田中慎弥(読み)タナカシンヤ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田中慎弥」の解説

田中慎弥 たなか-しんや

1972- 平成時代の小説家。
昭和47年11月29日生まれ。平成17年新潮新人賞を受賞した「冷たい水の羊」で作家デビュー。20年「蛹」で川端康成文学賞。同作品をおさめた作品集「切れた鎖」で三島由紀夫賞。「図書準備室」「切れた鎖」「神様のいない日本シリーズ」などが芥川賞候補となり,24年5度目の候補作,17歳の少年の性と暴力への衝動をえがいた「共喰い」で芥川賞を受賞。下関市在住。山口県出身。下関中央工高卒。著作に「犬と鴉」「実験」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android