田井縄村(読み)たいなわむら

日本歴史地名大系 「田井縄村」の解説

田井縄村
たいなわむら

[現在地名]青垣町田井縄

南端を佐治さじ(加古川)が流れ、東は東芦田ひがしあしだ村、南は同川を隔てて栗住野くりすの村。但馬への往還が通る。慶長三年(一五九八)一部が織田信包(柏原藩)領となる。正保郷帳に村名がみえ田高三六六石余・畠高二六石余、うち柏原藩領三〇二石余・幕府領九〇石余。慶安三年(一六五〇)全村幕府領、元禄八年(一六九五)柏原藩領となり(柏原藩領知目録)、幕末に至る。「丹波志」によると家数六〇、桑・茶の栽培が盛ん。明治七年(一八七四)の家数八〇、特産は茶・桑・生糸製茶・縞貫・繭・木具日光膳など(田井縄地区地誌調書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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