田島梅子(読み)タジマ ウメコ

20世紀日本人名事典 「田島梅子」の解説

田島 梅子
タジマ ウメコ

明治期の歌人



生年
明治22(1889)年

没年
明治44(1911)年

出生地
埼玉県

経歴
はじめ故郷で教壇に立つが、上京して社会主義者岡野辰之助と結婚堺利彦に社会主義を学び、明治44年堺の主宰する売文社に入る。荒畑寒村、大杉栄らと共に文筆活動を行うが、夭折した。遺作は堺利彦編「売文集」に「片貝の歌」として収められている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田島梅子」の解説

田島梅子 たじま-うめこ

1889-1911 明治時代の歌人。
明治22年生まれ。はじめ郷里の埼玉県で教職につく。上京して社会主義者岡野辰之助と結婚。明治44年堺利彦(さかい-としひこ)が経営する文章代筆を業とする売文社にはいり,大杉栄,荒畑寒村らと活動をしたが,同年9月病没した。23歳。遺作に堺利彦編「売文集」所収の「片貝の歌」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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