20世紀日本人名事典 「田島隆純」の解説
田島 隆純
タジマ リュウジュン
大正・昭和期の僧侶(真言宗豊山派),仏教学者 大正大学教授。
- 生年
- 明治25(1892)年1月9日
- 没年
- 昭和33(1958)年7月24日
- 出生地
- 栃木県下都賀郡
- 別名
- 号=雪渓
- 学歴〔年〕
- 豊山大学〔大正8年〕卒
- 学位〔年〕
- 文学博士(パリ大学)
- 経歴
- 13歳で仏門に入る。チベット語を修め、大正12年豊山大学(のち大正大学)に奉職し、昭和3年教授となり、仏教学部長、真言学研究所主任などを歴任。6年から11年にかけてヨーロッパに留学し、ソルボンヌ大学、パリ大学などで学んだ。16年にはキリスト者と共に訪米して日米間の平和維持のため遊説する。24年には巣鴨拘置所の教誨師となり、戦犯の助命運動につとめ、30年大僧正になった。著書に「大日経の研究」「両部曼荼羅及密教教理」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報