田村とよ(読み)タムラ トヨ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「田村とよ」の解説

田村 とよ
タムラ トヨ


職業
小唄演奏家

本名
近藤 梅

別名
別名=清元 延花都代,常磐津 文字都代

生年月日
明治22年 4月8日

出生地
高知県 高知市

経歴
6歳より清元の稽古をはじめ、14歳の頃には舞踏や清元の代稽古を行うほどに上達した。昭和初期に小唄田村派の初代家元である田村てるに師事し、芸道研鑽。のち免許を得て田村とよを名乗った。また清元延花都代・常磐津文字都代の免状も取得しており、得月楼本店などを拠点として小唄・清元・常磐津と幅広く教授した。その門人から田村とよ一や田村とよ鶴らを輩出するなど、高知県下の邦楽発展に尽くした功績は大きい。没後、墓のある安楽寺に記念碑が立てられた。

没年月日
昭和33年 1月9日 (1958年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「田村とよ」の解説

田村 とよ
タムラ トヨ

昭和期の小唄演奏家



生年
明治22(1889)年4月8日

没年
昭和33(1958)年1月9日

出生地
高知県高知市

本名
近藤 梅

別名
別名=清元 延花都代,常磐津 文字都代

経歴
6歳より清元の稽古をはじめ、14歳の頃には舞踏や清元の代稽古を行うほどに上達した。昭和初期に小唄田村派の初代家元である田村てるに師事し、芸道を研鑽。のち免許を得て田村とよを名乗った。また清元延花都代・常磐津文字都代の免状も取得しており、得月楼本店などを拠点として小唄・清元・常磐津と幅広く教授した。その門人から田村とよ一や田村とよ鶴らを輩出するなど、高知県下の邦楽発展に尽くした功績は大きい。没後、墓のある安楽寺に記念碑が立てられた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田村とよ」の解説

田村とよ たむら-とよ

1889-1958 昭和時代の小唄演奏家。
明治22年4月8日生まれ。小唄田村派の初代家元田村てるに入門,高知県に田村派をひろめた。清元節,常磐津(ときわず)節の名取でもあった。昭和33年1月9日死去。68歳。高知県出身。本名は近藤梅。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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