コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

田村仁左衛門 たむら にざえもん

2件 の用語解説(田村仁左衛門の意味・用語解説を検索)

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

田村仁左衛門 たむら-にざえもん

1790-1877 江戸後期-明治時代の農事改良家。
寛政2年10月10日生まれ。下野(しもつけ)河内(かわち)郡下蒲生(しもかもう)村(栃木県上三川(かみのかわ)町)名主。水稲の薄蒔(ま)き,薄植えなどの実験成果をまとめ,平田篤胤(あつたね)の序文を付して天保(てんぽう)12年「農業自得」を出版した。明治10年4月11日死去。88歳。名は吉茂。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

田村仁左衛門

没年:明治10.4.11(1877)
生年:寛政2.10.10(1790.11.16)
幕末・明治初期の篤農家。名は吉茂。下野国河内郡下蒲生村(栃木県上三川町)名主の長男。読み書き算盤の稽古は苦手であったが,「農業は寝てもさめても怠ることはなかった」という。31歳のとき家督を継ぎ,天保10(1839)年に50歳で隠居するまで家業の農事に打ち込み,実験的観察をもとに独自の農法を工夫した。隠居後,その経験に基づき農業技術,農業経営,農家教訓に関する著書を多数執筆した。なかでも天保12年に著した『農業自得』は少年時に猪の害で苗代が荒らされた体験から発見した水稲の薄播き・薄植えによる播種量の適正化や畑作物の輪作の工夫が平田篤胤に高い評価を受け出版された。<参考文献>『栃木県史/史料編』近世8,長倉保・稲葉光国「『農業自得』ほか解題」(『日本農書全集』21巻)

(阿部昭)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

田村仁左衛門の関連キーワード中村淡水能勢頼保卜半瑞山議官舎密西洋学篤農篤農家邏卒多田宗太郎

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone