田疇(読み)デンチュウ

精選版 日本国語大辞典 「田疇」の意味・読み・例文・類語

でん‐ちゅう‥チウ【田疇】

  1. 〘 名詞 〙
  2. たはた。でんばた。また、田のあぜ。
    1. [初出の実例]「古記云。田疇。謂田之疇類。或云。疇。地畔」(出典令集解(701)戸)
    2. [その他の文献]〔淮南子‐天文訓〕
  3. 稲を植えた田と麻を植えた畑。〔礼記月令

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「田疇」の読み・字形・画数・意味

【田疇】でんちゆう(ちう)

田地。〔左伝、襄三十年〕に從ふこと一年輿人(よじん)之れを誦す。~我が田疇を取りて之れを伍(共有)にす 孰(たれ)か子す 吾(われ)其れ之れを與(たす)けんと三年び、之れを誦して曰く~我に田疇り 子之れを殖(ふや)せり 子にして死せば 誰(たれ)か其れ之れを嗣がんと。

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