由利島(読み)ゆりじま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「由利島」の意味・わかりやすい解説

由利島
ゆりじま

愛媛県北西部,伊予灘に浮ぶ無人島松山市に属する。忽那諸島西部の二神島南方 10kmにあり,東側の大由利と西側の小由利2島がつながったもの。 1941年には一時 16戸が定住,第2次世界大戦中は海軍砲台を築き約 300人が居住していた。その後イワシ漁業の盛んなときは,漁期に数十人が小屋を建て宿泊していたが,1965年無人化した。面積 0.70km2

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「由利島」の解説

由利島

愛媛県松山市、二神島の南約8kmの伊予灘にある無人島。東の大由利島、西の小由利島の2島の間を砂州が結ぶ。もとは大きな島だったものが、13世紀末の地震により中央部が沈み、現在の形になったとされる。かつてはイワシ漁が盛んだった。大由利島南端には灯台がある。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android