デジタル大辞泉 「由有り」の意味・読み・例文・類語 由よし有あ・り 1 風情がある。趣がある。「古う作りなせる前水せんずい木立―・るさまの所なり」〈平家・灌頂〉2 わけがある。由緒がある。いわれがある。「母北の方なむ、いにしへの人の―・るにて」〈源・桐壺〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「由有り」の意味・読み・例文・類語 よし【由】 有(あ)り ① 由緒ありげな家柄である。何か由来がありそうな感じがする。[初出の実例]「母北の方なむ、いにしへの人のよしあるにて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)桐壺)② 風流のたしなみがある。情趣がある。[初出の実例]「三条の右のおとど〈略〉よしある女なりければよくておこせてむとおもうたまひけるに」(出典:大和物語(947‐957頃)九一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例