男鹿島(読み)たんがじま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「男鹿島」の意味・わかりやすい解説

男鹿島
たんがじま

兵庫県南部、瀬戸内海に浮かぶ家島諸島(いえしましょとう)の一島。姫路市(ひめじし)に属す。面積4.57平方キロメートル。花崗(かこう)岩だけからなるため、他の島に比べて砂浜海岸が発達し、潟湖(せきこ)(ラグーン)もみられる。石材産地で、島は各所で削り取られて姿を大きく変えている。採石業に従事する人たちの小集落が散在する。海水浴海釣りに適し、姫路港から定期航路が通じる。人口81(2009)。

大槻 守]

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デジタル大辞泉プラス 「男鹿島」の解説

男鹿島

兵庫県姫路市、姫路港の南西約13キロメートルの播磨灘に位置する島。“男鹿”は「たんが」と読む。島名は、神功皇后が家島諸島の海を航海した際、船の舳先を雌雄つがいの鹿が泳ぎ、雄鹿のほうがこの島に泳ぎ着いたことにちなむ、との言い伝えがある。古くから続く採石業が主産業。

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世界大百科事典(旧版)内の男鹿島の言及

【家島諸島】より

…もとは〈えじま〉と呼んだ。このうち人の住むのは家島本島,坊勢(ぼうぜ)島,男鹿(たんが)島,西島の4島で,行政的には飾磨(しかま)郡家島町に含まれ,家島本島に町役場が置かれている。面積19.7km2,人口9024(1995)。…

※「男鹿島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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