畛域(読み)しんいき

精選版 日本国語大辞典 「畛域」の意味・読み・例文・類語

しん‐いき ‥ヰキ【畛域】

〘名〙
① 田と田との間の境。田のあぜ
さかい。へだて。境界
※古学先生文集(17C後頃)六・雑著「講習之間、務相謙下、優柔引接、勿畛域門戸」 〔荘子秋水

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普及版 字通 「畛域」の読み・字形・画数・意味

【畛域】しんいき(ゐき)

田のあぜ。くろ分別。〔荘子、秋水〕泛泛乎(はんはんこ)として其れ四方の窮まり無きが(ごと)く、其れ畛域する無し。物を懷し、其れ孰(いづ)れをか承せん。是れを無方と謂ふ。

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