畛域(読み)しんいき

精選版 日本国語大辞典 「畛域」の意味・読み・例文・類語

しん‐いき‥ヰキ【畛域】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 田と田との間の境。田のあぜ
  3. さかい。へだて。境界
    1. [初出の実例]「講習之間、務相謙下、優柔引接、勿畛域門戸」(出典:古学先生文集(17C後頃)六・雑著)
    2. [その他の文献]〔荘子‐秋水〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「畛域」の読み・字形・画数・意味

【畛域】しんいき(ゐき)

田のあぜ。くろ分別。〔荘子秋水〕泛泛乎(はんはんこ)として其れ四方の窮まり無きが(ごと)く、其れ畛域する無し。物を懷し、其れ孰(いづ)れをか承せん。是れを無方と謂ふ。

字通「畛」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android