日本歴史地名大系 「畦町宿」の解説
畦町宿
あぜまちしゆく
寛永一九年(一六四二)唐津街道に設けられた宿駅。筑前二一宿の一宿。北東方の
寛政五年(一七九三)の成立と推定される宗像郡明細帳によると町並は両端に構口を設け、赤間駅側から上ノ番九九間、中ノ番七一間、下ノ番六三間、下町七〇間の構成で総延長三〇三間。宿馬一五疋を備え、宿場人足は一ヵ年延べで七千九四四人であった。うち宿場現有の人足で勤めた分は五千七六〇人で、不足分は近村の助人で補充されている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報