病は口より入り禍は口より出ず(読み)ヤマイハクチヨリイリワザワイハクチヨリイズ

精選版 日本国語大辞典 の解説

やまい【病】 は 口(くち)より入(い)り禍(わざわい)は口(くち)より出(い)

  1. 病気は口からはいる飲食物によって生じ、禍いは口から出ることばを慎まないところから起こる。〔文明本節用集(室町中)〕 〔傅子

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

故事成語を知る辞典 の解説

病は口より入り、禍は口より出ず

むやみにおしゃべりをしないように、戒めることば。

[由来] 三世紀の中国西せいしん王朝の時代学者げんが、おしゃべりを戒める意味で作った「こうめい」という文章一節から。「感情には迷わされないようにせよ、口数が多いのも慎め」と述べたあと、「病は口より入り、禍は口より出ず(病気の元は口から体内に入るものだが、禍の元となるのは口から出ることばである)」とあります。

〔異形〕禍は口より出ず。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

ことわざを知る辞典 の解説

病は口より入り、禍は口より出ず

病気は口からはいる飲食物が原因で生じ、禍は口から出ることばを慎まないところから起こる。

[解説] 中国西晋の「傅子」にあることば。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む