発条仕掛(読み)ゼンマイジカケ

精選版 日本国語大辞典 「発条仕掛」の意味・読み・例文・類語

ばね‐じかけ【発条仕掛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ばねの力で動く機械装置。ぜんまいじかけ。
    1. [初出の実例]「弾力仕掛(バネジカケ)の大きな戸がある」(出典:永日小品(1909)〈夏目漱石〉暖かい夢)
  3. マットレスなどにスプリングを用いる造り。
    1. [初出の実例]「バネ仕掛(ジカケ)寝室(ベット)も何だか始めは体が落着かない」(出典:欧米印象記(1910)〈中村春雨〉加州雑記)

ぜんまい‐じかけ【発条仕掛】

  1. 〘 名詞 〙 ぜんまいを利用して機械や器具などが動くようにした装置。ばねじかけ。ぜんまい。
    1. [初出の実例]「砂金(すなご)の斗影(とけい)銀の前廻(ゼンマイ)じかけに人形つかふやう成」(出典:談義本・艷道通鑑(1715)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android