白 居易(読み)はくきょい

旺文社世界史事典 三訂版 「白 居易」の解説

白 居易
はくきょい

772〜846
唐代の詩人
字 (あざな) は楽天,号は香山居士 (こうざんこじ) 。陝西 (せんせい) の人。進士に及第して官につき,刑部尚書 (けいぶしようしよ) にまで進んだ。また平易で流麗な詩を作り,『長恨歌 (ちようごんか) 』『琵琶行 (びわこう) 』などは有名。庶民を愛し,政治・社会問題の風刺本領としたが,『新楽府 (しんがくふ) 』はその代表作。みずから作品を整理した詩文集『白氏文集 (はくしもんじゆう) 』は,日本の平安朝文学に大きな影響を与えた。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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