白子沢村
しらこざわむら
[現在地名]小国町白子沢
市野々村の東に位置する。間瀬川支流で東流する桜川の流域に上流から桜(小白子沢)・沢中・白子沢などの集落が点在。南方、桜川支流森残川流域には享和二年(一八〇二)の小国絵図に「森ノ越」とみえる森残村がある。近世初期の邑鑑に村名がみえ、高一五一石余、免二ツ四分、家数三二(うち役家三・肝煎一)・人数一三二、役木として桑をあげる。蒲生氏高目録帳では修正前の高二〇九石余。越後街道が東西に走り、東方沼沢宿から一五町余、市野々宿へ一里一六町余(正保二年「清帳」市立米沢図書館蔵)に位置する当村は両宿の間の宿で、「要情秘録」では常備伝馬一八匹。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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