白瀬氷河(読み)しらせひょうが

日本大百科全書(ニッポニカ)「白瀬氷河」の解説

白瀬氷河
しらせひょうが

南極大陸、昭和基地の南約100キロメートルにあって、リュツォ・ホルム湾の最南部に注ぐ氷河。末端の幅は約9キロメートル。末端の表面はクレバスに富み、海に浮かぶ。面積約20万平方キロメートルの白瀬氷河流域の氷を、年間約140億トン流出している。1912年(明治45)に南極を探検した白瀬矗(しらせのぶ)にちなんで、1961年(昭和36)2月に日本が命名。

[楠 宏]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「白瀬氷河」の解説

白瀬氷河
しらせひょうが

南極大陸,クイーンモードランドにある氷河。昭和基地の南方約 100kmの地点にあり,南緯 70°,東経 38°30′付近リュツォホルム湾に流入する。出口の幅 8kmに及ぶかなり大きな氷河で,年間2~2.5kmの流動速度があると測定されており,南極でこれまでに知られた最大の速さをもつ。日本の探検隊が発見,調査し,1961年白瀬南極探検隊にちなんで命名。

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世界大百科事典 第2版「白瀬氷河」の解説

しらせひょうが【白瀬氷河】

南極の昭和基地の南方約100km,南緯70゜,東経37.5゜付近に末端をもつ幅約9kmの氷河。面積約20万km2の白瀬氷河流域の氷を年間約140億t流出している。末端部はリュツォー・ホルム湾の奥に浮氷舌として海に浮かぶ。末端部の氷厚は約400m,年間の流動速度は約2.5kmで,南極の氷河中,最も流速が大きい。1961年2月に日本がかつての南極探検隊長白瀬矗(のぶ)の名にちなんで命名した。【 宏】

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