精選版 日本国語大辞典 「白穂」の意味・読み・例文・類語 しら‐ほ【白穂】 〘 名詞 〙 枯れて白くなった植物の穂。[初出の実例]「害を受けた部分は暗褐色となり、そこから上は枯死し白穂になってしまふ」(出典:稲熱病(1939)〈岩倉政治〉六) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「白穂」の意味・わかりやすい解説 白穂 (しらほ)white head イネ科農作物の穂が水分の異常な欠乏により白色に枯れ上がること。出穂期にフェーンが吹いた場合などにしばしばみられる現象で,出穂直後の軟弱な穂からの急激な蒸散に,根からの水分供給が間に合わないことが原因となる。受精が障害を受けて不稔となるばかりでなく,穂は脱色されて白くなる。その後環境条件が好転しても,回復を期待することはできない。執筆者:山崎 耕宇 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by