白金台町一丁目(読み)しろかねだいまちいつちようめ

日本歴史地名大系 「白金台町一丁目」の解説

白金台町一丁目
しろかねだいまちいつちようめ

[現在地名]港区白金台一丁目・白金しろかね二丁目

目黒不動(現目黒区)に向かう道に面した両側の年貢町屋。東は白金村百姓地および覚林かくりん寺、西は白金村・今里いまざと村百姓入会地、高野行人在番抱屋敷、白金台町二丁目、南は覚林寺、白金村・今里村百姓入会地、北は西照さいしよう寺と前掲入会地。もとは白金村のうちで増上寺領であった。夕刻七つ時を過ぎると辻斬追剥などが出て往来が途絶えるので、商人町屋にしたいとの願いが地頭より出され、慶安四年(一六五一)に許された。このとき街道沿いに一―十一丁目が起立し、正徳三年(一七一三)に代官所・町奉行の両支配となった。高台にあるので台町という(文政町方書上)元禄郷帳に白金台町がみえ、高九八石余。天保郷帳・旧高旧領取調帳でもほぼ同高。町内間数は東側が表二五間・裏幅三三間、奥行二二間、西側覚林寺境が表・裏幅とも二二間、奥行は南方一〇間余・西方二尺、南側が表四六間余・裏幅四七間余、奥行は東方二四間余・西方二二間余、北側が表五四間余・裏幅五三間余、奥行は東方二〇間余・西方二二間の四ヵ所に分れる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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